ティッシュケースコレクター

ティッシュケースを集めていると気が付いたのは、それらがずいぶん集まってからであった。友達に指摘され初めて、ティッシュケースコレクターと自覚するようになる。それまでの私は、なんとなくただカワイイなと、値段が大して高くないこともあり、無意識に購入していた。

ただなんとなくカワイイと思うようになったのにはきっかけがあった。中学生の頃、ジーンズを買ったときに、すそ上げの余った生地で作ったティッシュケースがレジ横に置いてあり、「ご自由にお取りください」と書いてあった。特に理由もなく、手に取り、持っていたテレフォンクラブの番号の書いてあるティッシュに着せてみた。シンプルで、すっきりとしたデニム生地のティッシュケースは、バッグの中から取り出すたびに私をいい気分にさせた。こんなささやかなことで、満足感が得られるなんて。。乙女心の芽生えあった。

それから私は、かわいいと思うティッシュケースはこっそりと色々な雑貨屋などに並んでいることに気が付く。周りでは持っている人はいなかったけど、私と同じようにこっそり楽しんでいる人がいるのもうれしく思った。

ところでティッシュケースというと、なんとなくおばさんぽいイメージが湧いてくる感も否めない。おばあちゃんが作ったフリフリとレースのついたもの、が悪いとは思わないし、きっとかわいく持ちようもあるのかもしれないけれど、あくまで私の好みはシンプルであまり主張のないデザイン。一時はティッシュコレクターを意識するあまり、はじから関係なく集めていた時もあるけれど、今では外に出る機会もないので、2、3個気に入ったものを使い回している。